耐震補強の種類とは?それぞれの違いと特徴をわかりやすく解説

地震対策

耐震補強といっても、実際にどのような対策を行うのか分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。

実際の耐震対策は、ひとつの方法だけで行うものではなく、建物の状態に応じて複数の補強を組み合わせて行います。

ここでは、主な耐震補強の種類とその特徴をわかりやすくご紹介します。

目次

耐震補強は「構造全体のバランス」で考えます

住まいは大切な資産であり、安心して暮らすための基盤です。

特に2000年以前に建築された住宅では、現在の耐震基準と比べて構造強度が不足している場合があります。

例えば、

  • 壁量の不足
  • 地盤条件の影響
  • 壁配置の偏り
  • 不整形な建物形状

こうした要素は、地震時の揺れ方に大きく影響します。

耐震補強は、部分的に強くするだけではなく、建物全体のバランスを考えて行うことが重要です。

まず確認すべきは、見えない構造部分

建物の安全性は、目に見えない部分の状態に大きく左右されます。

  • 柱や梁のひび割れや痩せ
  • 床のたわみ
  • シロアリ被害や腐朽

これらは、構造性能が低下しているサインである可能性があります。

適切な耐震対策を行うためには、まず現状を正しく把握することが大切です。

主な耐震補強の種類

構造木部の補強(タフロン)

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既存の構造木部を補強し、木材の強度と耐久性を向上させる工法です。

床下・柱・梁など、経年劣化やシロアリ被害、腐朽によって強度が低下した木部に対して補強を行います。

大規模な部材交換を行わず、既存の構造材を活かしながら強度を回復できる点が特長です。

解体範囲を最小限に抑えた施工が可能なため、住みながら工事ができる場合もあります。

建物への負担を抑えつつ、構造性能の回復・向上を目指す補強工法です。

※屋根裏の木部と床下の木部どちらにも使用できます。

コンクリート基礎補強工法(PA)

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既存のコンクリート基礎を補強し、建物全体の安定性を高める工法です。

基礎は、地震時の力を地面へ逃がす重要な構造部分です。
上部構造を強化しても、基礎が弱ければ十分な効果は発揮されません。

ひび割れ抑制や耐力向上など、基礎から耐震性を整える対策です。

塗布後、コンクリートと一体化し、
高い接着性能を発揮します。
はがれにくく、安定した補強効果を維持します。

床組みの支持補強(鋼製束)

地震対策

床下の構造を支えることで、建物全体の安定性を高める補強です。

鋼製束を用いることで、

  • 床のたわみの抑制
  • 荷重の分散
  • 構造の安定化

が期待できます。

木製束と比べて、シロアリや腐朽の影響を受けにくい点も特長です。

基礎と柱の連結補強 (イーズガード)

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基礎と柱を強固に連結し、地震時の引き抜き力に対応する補強です。

地震の揺れによって柱が引き抜かれるのを防ぎ、建物全体の安定性を高めます。

柱脚部分の耐力を向上させることで、より安心できる構造へと整えます。

接合部の補強(金物)

地震対策
地震対策
地震対策

柱や梁、土台などの接合部を金物で補強し、構造の一体性を高めます。

地震時には、横揺れ・引き抜き・ねじれなどの力が同時に作用します。
接合部を強化することで、ズレや抜けを防ぎ、建物の変形を抑えます。

床下や屋根裏など、見えない部分で重要な役割を果たします。

当社の耐震補強の考え方

耐震性能は、ひとつの補強だけで決まるものではありません。

当社では、以下の4つの要素を組み合わせて、耐震性の向上を図ります。

  • 構造木部の強化(素材の強度)
  • 基礎の補強(下部構造の安定)
  • 床組みの支持補強(構造の支え)
  • 接合部の固定強化(構造の一体性)

これらを総合的に整えることで、建物全体の耐震バランスを高めます。

単体の補強ではなく、一棟一棟の状態に合わせたご提案を行っています。

耐震補強にはさまざまな方法があり、それぞれに役割があります。

大切なのは、「どの方法が合っているか」を判断することです。
そのためにも、まずは建物の状態を確認することから始めてみてください。

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